競艇小僧です。
昨日諸事用があり、綛(かせ)あげ工程の現場に行ってきた。
この工程は堀田カーペットがウールカーペットを製織する前工程の作業である。
厳密に云うと糸を撚りながら同時に糸を綛(かせ)状態にできる優れものの機械で稼働する工程である。
綛(かせ)と云う聞き慣れない言葉について簡単且つ無茶苦茶大雑把に説明しよう。
綛とは糸が写真のように一定の綺麗な輪っか状態のことを云うと思って頂いて問題ない。
なぜ糸を綛の状態にするかというと大きく2つの理由がある。
①:糸が非常にリラックスした状態になり糸を染色しやすい。
②:チーズ巻きと云われるカーペット製織する一歩前の工程のため。
このようにカーペットを創るだけでも完成品からは決して見えない(知られることのない)工程が非常にたくさんあります。
ほんの小さなカーペットを創るだけでもカーペット産地で約40人近い人間が携わっていることになると云われている。
これは一つの立派な文化だと私は思っている。
床材という大きな市場の中では絶滅寸前の織物のウールカーペット。
私たちが創っている織物のウールカーペットにはこんなバックグランドがあるということはほとんど知られていない。
前工程の現場に行けば毎回このようなことを考えさせられる・・・。
日本人のものづくり文化を継承する。
これはwoolflooringのブランドコンセプトでもある。
織物のウールカーペットを発信し続けること。
これしかない。
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