2010年8月11日水曜日

ウィルトンカーペットの設備更新?

3代目です。

今日は、金物切削加工を手がけられている山道製作所さんにお邪魔してきました。
業界が変わるとぜんぜん違うものですねえ・・。
切削加工業界というのは、毎年設備の更新があるそうで、1000万円単位で毎年お金がかかるそうです。

ふと自社の工場のことを考えると、ウィルトンカーペット業界で、毎年機械を更新するなんていうことは考ええられません。1機1億円以上かかってしまいます。

日本には設備屋さん自体なくなってしまい、ウィルトンを織っている会社はみな、大切に設備をメンテナンスして使っているのだと思います。

そもそも20年前に400台くらいウィルトン織機があったそうですが、今ではその5分の1程度でしょうか・・。
市場が非常に小さくなっているために、どんどん機械の数が減ってしまっています。
それでも、現在の市場を補うには、十分すぎる設備能力なのかもしれません。

設備の経理上の耐用年数はだいたいが8年くらいのことを考えると、ウィルトン業界が特殊なんですね。

そう考えると、もしかしたらウィルトンカーペットの価格というのは、とても安いのかもしれません。
原価計算で「ウィルトンの更新費用」なんてみてませんからね(笑)

業界や立場がかわると、まったく考え方もかわるものです。
勉強になりました。

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