2010年12月14日火曜日

トヨタの常識は世の中の非常識

3代目です。

僕の前職である、トヨタ自動車時代に、よく上司から「トヨタの常識は余の中の非常識。謙虚になりなさい」と教わったように思います。

今になってそれが、なんとなくわかってきたように思います。

トヨタ時代というのは、大きな大きな「トヨタ」という看板のもとに、人とのかかわりの前に、理論で論破してしまうことをやってしまっていたように思います。会ってはじめてのお客様でも、「これは、こうで、こうだから、こうではないですか?」と。決して横柄な態度をとっていたつもりはありませんでしたが、どこかで「トヨタ」の看板のもとで働いていることを忘れていたのかもしれません。

今は、人ではじまり人で終る場合もある。極端なことをいうと、「理由なんかない!俺のためにがんばってや!一緒にがんばろうや!」ってな感じの方が、うまくいくことが多い。

トヨタ時代もきっと上司の方々は、人とのかかわりについても指導してくれていたのだと思いますが、それがいざ「トヨタ」の中にいると、忘れてしまっていたように思います。

トヨタのいいところはたくさん知っているし、今の僕があるのもそのトヨタのおかげであることも間違いないことだけど、トヨタの中にいるときにはきづかないことも、たくさんあったのだといまさらながら感じました。

よいところはそのままに、忘れてしまっていたことは思い出しながら、一歩ずつ前進していきたいと思います。

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