2010年3月30日火曜日

植物繊維の特徴


3代目です。

サイザルつながりで植物繊維のことを。
そもそものサイザルって何??と思われるかもしれませんので、少しサイザルの説明を。

「麻」といえば皆さん想像できるのではないでしょうか?
単純に「麻」といっても実は多くの種類の「麻」があります。
リネン麻、サイザル麻、ラミー麻・・。それぞれ違った植物の葉っぱの繊維から糸を作ります。
共通しているのは「植物繊維」ということです。

植物繊維の特徴は、「さわやかさ」、「耐久性」が特徴です。
一方で、「汚れやすい」、「汚れがとれない」、「湿度に弱い」といった悪さも持っています。
特にカーペットでご使用の場合は、この悪さが顕著に現れます。
カーペットは洗濯できません。だからメンテナンス性は大変重要なキーワードになります。

こういった特徴をしっかり理解した上で、商品を選択しないと、写真のようにみるも無残な姿になってしまいます。この写真はある施設のお風呂の脱衣所です。湿気が多いので、伸縮してしまっています。

やはり、適材適所は重要です。
家庭の床材は、やっぱりウールカーペットがいいですね!

2010年3月29日月曜日

日本のものづくり


3代目です。

中国の展示会Chinafloorに行ってきました。
年々各社のブースが大きくなっているように思いますが、展示しているものは、さほどおおきな変化がみられません。昨今の環境への対応を意識した展示もぱらぱらとみうけられましたが・・。

日本のものづくりはぜんぜん負けていません。価格で勝負をすることは難しいかもしれませんが、展示方法、商品の繊細さ、品質、どれをとっても負けていません。
厳しい経済が続いていて、みんなが疲弊しているように思いますが、世界は広い。マーケットは広い。
だからそこ、日本人のものづくり文化を大切にして、世界で勝負していかなければならないとあらためて感じました。

サイザル糸







3代目です。

たまに使われるサイザルカーペットですが、糸がどうやってできているかご存知ですか?
サイザルって畑にはえてるんですよ。
この葉っぱをとって、乾燥させて、皮をはいで、繊維部分を採る。
それから染色、紡績して糸になるんですよ。
こんな感じです。

恐るべし中国


3代目です。

昨日まで中国に行ってました。
展示会に行ってきたのですが、その展示会のお手伝いをしているときに、面白いものを発見。

これは、カーペットを飾るための什器なのですが、あきらかに「ハの字」になっています。
展示会用に特注で作ってもらったそうなのですが、これが商品として通ってしまうんですねえ・・。
この状態でもなんとか展示ブース完成させてしまうところが、さすが中国です。

このパワーは見習うべきところかもしれないです。

失敗が人を育てる

3代目です。

人が成長していく上で、必ず失敗がつきものです。
でもその失敗が人を育ててくれるのだと思います。
失敗してはじめて、反省し、改善する。

失敗をコントロールできるならば、大きな失敗を1回ではなく、小さな失敗を積み重ねたいものです。

2010年3月27日土曜日

バックグランドは心に!商品は感性に!


競艇小僧です。

昨日諸事用があり、綛(かせ)あげ工程の現場に行ってきた。
この工程は堀田カーペットがウールカーペットを製織する前工程の作業である。
厳密に云うと糸を撚りながら同時に糸を綛(かせ)状態にできる優れものの機械で稼働する工程である。

綛(かせ)と云う聞き慣れない言葉について簡単且つ無茶苦茶大雑把に説明しよう。

綛とは糸が写真のように一定の綺麗な輪っか状態のことを云うと思って頂いて問題ない。
なぜ糸を綛の状態にするかというと大きく2つの理由がある。

①:糸が非常にリラックスした状態になり糸を染色しやすい。
②:チーズ巻きと云われるカーペット製織する一歩前の工程のため。

このようにカーペットを創るだけでも完成品からは決して見えない(知られることのない)工程が非常にたくさんあります。
ほんの小さなカーペットを創るだけでもカーペット産地で約40人近い人間が携わっていることになると云われている。

これは一つの立派な文化だと私は思っている。

床材という大きな市場の中では絶滅寸前の織物のウールカーペット。
私たちが創っている織物のウールカーペットにはこんなバックグランドがあるということはほとんど知られていない。

前工程の現場に行けば毎回このようなことを考えさせられる・・・。


日本人のものづくり文化を継承する。
これはwoolflooringのブランドコンセプトでもある。

織物のウールカーペットを発信し続けること。
これしかない。

2010年3月20日土曜日

小さな花を咲かせよう

競艇小僧です。

今日はちょっとまじめに仕事の話。

最近自分が考える消費者がカーペットを買わない理由を考えた。
1.ダニの問題
2.メンテナンスの問題
3.無垢板や合板フローリングで十分
4.良いイメージがない
5.無関心、無知

上記1~5は全て無関心、無知に起因していると思う。

次に消費者の購買心理を考えた。

購買心理としては注目→興味・関心→欲求→行動・・・
これらの心理で消費者は購買していく。
一番大事な最初のステップは注目していただくこと。
つまり消費者に商品を見せること。そして興味・関心→欲求→行動・・・。

自分の家を建築するとき床材は何にしますか?と聞かれて即答できる消費者はほとんどいません。
ほとんどの人は営業の方に、それぞれの素材や製造方法、金額の説明を受け、興味・関心を持つ。
つまり消費者は提案される商品の中でしか現実的には判断できない。
そういう意味で、提案する立場の方は木、石、土、繊維・・・非常に多くの知識が必要なはずです。

現在の建築材料の認知度として繊維は断トツの最下位です。
1990年代の阪神をも凌ぐ勢いでしょう。
この状況を打破するには川上のメーカーである我々から地道に発信していかなければいけません。

当たり前のことを当たり前にしていれば近い将来にはきっと小さな花が咲くだろう・・・。

2010年3月19日金曜日

クラウドコンピューティング

3代目です。

最近i-phoneをかなり使いこなせるようになってきました。
i-phoneを使っていると、近い将来今のパソコンは本当にただの箱になってしまって、どこのパソコンからでも、自分のパソコン環境で仕事ができる時代の到来もそんなに遠い話ではないのかもしれません。

ただ、やっぱりパソコンはパソコン。
人間の知恵に及ばない部分がまだまだあります。そんな繊細な部分までパソコンでできるようになるにはまだまだ時間がかかるのかもしれません。

パソコンに負けないようにがんばります!

褒めること、感謝すること

3代目です。

結構簡単そうで難しいのが「素直に言葉にすること」です。
特にマネジメントにおいては、部下を褒めること、部下に感謝の気持ちを言葉にする、もしくは行動で示すこと、この2点は大変重要に思います。

意外と単純なことで、がんばろうという気持ちになれるし、前向きに仕事ができるものです。
どんな立派な教え方や理念以上に、「褒めること」、「ありがとうと一言いうこと」の方が部下を成長させるのかもしれません。

2010年3月18日木曜日

インプットとアウトプットのバランス

3代目です。

インプット・・新聞やネット、友達との会話、仕事での会話から得る情報や知識
アウトプット・・インプットされた情報を形にする。発信する。まとめる。

僕も含めて多くの人は、一生懸命インプットしていることと思いますが、いざアウトプットとなるとどうでしょうか?ここで言うアウトプットとは結果を出すことではなく、得た情報をもう一度考え直し、残すことです。
アウトプットの方法はいろいろあると思いますが、たとえばブログ。まさしくこれはアウトプットの典型的な形です。また、前のブログで紹介しましたが、Mind Map上に書き残す、これもアウトプットのひとつです。

仕事をしていると、すぐになにかやることがあるわけではないのに、なぜか焦っている、もやもやするという経験は皆さんがおもちのことと思います。
それはきっとインプットの量に対して、アウトプットが少ないことが原因です。

皆さん、どんな方法でもいいので、アウトプットすることを心がけてみてください。
すこし気持ちが落ち着くかもしれません。

仕事管理の一元化

3代目です。

一週間ほど前、高校時代の友人に久しぶりに会いました。
彼に教えてもらったのですが、仕事管理を一元化することで、「なんとなく忙しい」という気持ちのゆとりのなさからくる忙しさから少し開放されたといっていました。

それは、「短期的な仕事(納期のある仕事)」、「長期的な仕事(納期はないがやらなければいけない仕事)」にわけて仕事を管理しているのです。

その方法をご紹介します。

「短期的な仕事」:Remenber the Milkというソフトを使って管理
「長期的な仕事」:Mind Map(Xmind)というフリーソフトを使って管理

しているのです。
短期的な仕事については、皆さんすでにいろいろな方法で管理されていると思いますので、特にこのソフトを使うことがいいことかどうかはわかりませんが、Mind Mapの手法を使って長期的な仕事を管理することは、とても有効です。

長期的な仕事ほど、何から手をつけていいのか、どうやってやればいいのかわからないけど、なんとなくキーワードだけは思いつく、なんてことがあるのではないでしょうか?
そんなとき、思いついたことをかくことができるツールなのです。

なかなか言葉で説明するのは難しいですが、一度チャレンジしてみてください。
目からうろことはまさしくこのことだと思います。
詳しい使い方、知りたい方はぜひ堀田カーペットまでご連絡ください。
カーペットの営業も一緒にさせてもらいます。(笑)

現場がんばってます!

3代目です。

最近現場が一時的にではありますが、とても忙しい状況が続いています。
中には、朝6時から夜9時までがんばってくれている人もいます。
売り上げが回復してきているわけではないのですが・・。

みんな文句も言わず、会社の状況をよく理解してくれがんばってくれています。
本当に感謝しています。

自分自身ももっとがんばらねばと思うとともに、もっと働きやすい環境、目指すべき姿を早く完成していかなければ思います。

みんな、ありがとう!

みんなの力でもっともっと良い会社、みんなが誇りに思う会社をつくっていきましょう!

2010年3月17日水曜日

ヒンズー教に学ぶ

競艇小僧です。

最近つくづく感じることだが堀田カーペットという会社がずいぶん変化している。
私は4月で4年目だが、たった1年前のことでも随分昔に感じている。

”変化しなければ生き残れない”

この言葉に間違いはないだろう。


これは堀田カーペットの朝礼で毎日云っている言葉である。

「自分が変われば相手が変わる。相手が変われば態度が変わる。」
「態度が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。」
「習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。」
「運命が変われば人生が変わる」
ヒンズー教の一説を説いている言葉である。

解っているようで出来ていないのがほとんどでしょう。
日々の思考回路をもう一度考え直す必要がある。

こんなことを再び考えさせてくれた社員さんに心から感謝したい。

2010年3月11日木曜日

お試しカーペット

3代目です。

突然ですが、皆さんの家にカーペットは敷かれていますか?敷いていたとして、その素材は何かご存知ですか?

結構いろいろな方にお伺いしますが、まずカーペット敷き込みの生活をしている方はいらっしゃいません。仮にラグを敷いていたとして、その素材を答えられる人も少ないです。

カーペットは意匠性の高いものなので、当然色は重要です。でも、それと同じように、「質感」を求めるならば、素材や工法はとても重要です。

うちの会社では、ウールの織物のカーペット180cm×140cm(通常価格7万円~8万円程度)を、設計の先生方やインテリアコーディネーターさんに5000円でお分けしています。(品番は選べません)
儲けはゼロです。むしろ赤字です。下心はありますけどね・・。
でもそれ以上に、いろいろな言葉を並べてカーペットの良さをしゃべるより、使っていただくことが一番です。これぞお試しカーペット!

設計事務所の方、インテリアコーディネーターの方、ぜひ体感してみてください。

類は友をよぶ

競艇小僧です。

久々のブログ更新です。
今日は仲間内以外で初めて会社のブログを読んでいると云われた。
正直びっくりです。
こんなニッチなブログを読んでいるとは・・・

実直にものづくりをしている姿勢に褒めて頂きました。
先生もブログをしていると云われたのでブログを読んでみるとやっぱり同じニオイの感じる
ブログの内容になっておりました。

類は友をよぶ。

「熱い思いを持って仕事をしないと楽しくない」

この言葉に今日は尽きる。

2010年3月10日水曜日

CONFORT3月号に掲載いただきました


3代目です。

雑誌CONFORTさんの床材の特集に弊社をご紹介いただきました。雑誌の中にはいろいろな床材が紹介されているのですが、やっぱりカーペットって’癒し’や’リッチ感’を感じませんか?
フローリングが中心になってしまった最近の住宅事情ですが、こんなお洒落な雑誌の写真をみてもどこか「体育館」にベッドを置いていたり、ダイニングがあったり・・。
そんな風に見えてしまうのは僕だけでしょうか?!

集合住宅遮音のためにカーペット

3代目です。

少し古い話ですが、2010年1月13日の読売新聞に集合住宅の2Fにお住まいの方が、子供の足音の問題を解決するために、カーペットをフェルトグリッパー施工(クッション材をカーペットの下に入れる施工方法)敷くというリフォームをして問題を解決したそうです。
最近某大手住宅メーカーさんにもお話をお伺いする機会がありましたが、一般戸建て住宅でも、2Fの音の問題は常につきまとっているようです。

ウールのカーペットは騒音だけでなく、安全、健康、環境にも配慮された床材です。

それにしても、まだ最近までこんな基本的なことが記事になってしまう・・。
われわれの営業不足も否めませんが、寂しい気がしますね。

2010年3月9日火曜日

福島県郡山市のロハスの家

3代目です。

福島県郡山市が、日本大学と共に進めているロハスの家が完成したそうです。

環境に配慮した家だそうです。まだ実際にみていませんが、床材がどんなものか気になるところです。
環境については、いろいろな議論があり、何が正しいのかはわかりませんが、間違いないことは、ウールカーペットは、循環型社会を構築する上では、なくてはならない自然繊維’ウール’を使っていますし、断熱効果も抜群の床材です。

床暖については、いろいろな環境に配慮したものが出てきているようですが、そもそもウールカーペットをひいていただければ、床暖も必要ありません。

これって環境に配慮した床材だといえないでしょうか?

2010年3月8日月曜日

名古屋某ショップ


3代目です。

woolflooring修学院をひいていただいているショップを覗き見してきました。
1Fのお客様が相当入るお店で、回廊のようにひいていただいていました。(中央に商品陳列棚があって、そのまわりがカーペット)

せっかくひいていただいていたのですが、この商品のスペックでは、少しものたりないのかもしれません。
へたりがひどかったです。
同じショップにひくといっても、どういった立地のどこにひくのかによって、商品を使いわける必要がありますね。

2010年3月5日金曜日

お客様の声

3代目です。

先日お客様がおみえになったときに面白いことをいっていました。
「家を買ったとき、床に始めてふれるのは、引渡し間近になってからなんです。それまでは、養生がはられていて、実際に触れることはないんです。」

引渡しになってはじめて床にふれたとき、ひんやりするなあ、ちょっと堅いなあと感じるそうです。
特に冬場はそう感じるでしょうね。

僕たちは、もっともっと実際のカーペットの生活を思い描けるように、お客様に伝えていかないといけませんね。

2010年3月4日木曜日

理由を考えずに行動する

3代目です。

仕事をするときは、必ずその目的(なぜその仕事をするのか)を考えることは重要です。
でも、経験が少ないときは、理由はわからないけど、とにかく前向きにやってみる。
その結果、わかってくることもあることを知りました。

'前向きに'・・重要なポイントですね。

2010年3月3日水曜日

某ホテルカーペット


3代目です。

昨日ある大阪のホテルで勉強会がありました。
そこのカーペットの写真ですが、せっかく織物を使ったカーペットにも関わらず、施工が問題だったのか、伸びてしまって修繕していないのか、綺麗なラインが台無しで歪んでしまっていました。

カーペットメーカーだから余計に感じてしまうのかもしれませんが、大きく価値観を損なっているカーペットでした。やはり施工、メンテナンスは大切ですね。

2010年3月2日火曜日

池上彰

3代目です。

子供ニュースお父さんの池上彰さん。
僕はこの人が大好きです。

世の中のニュース番組、特にコメンテーターと呼ばれている人たちに僕は日々疑問を感じています。
彼らは、批判はするけれども自分たちは何もしない。何もしてくれない。

でも池上彰さんは、僕ら視聴者が、ニュースを正しくみる方法を教えてくれているように思います。
先日2時間の特番でやっていましたが、沖縄普天間問題についても、米軍が日本に必要な理由、一方で沖縄の苦労、両方の側面から分かりやすく説明していました。

僕たち視聴者も、ニュースを見る、新聞を読むときに、両方の側面をみて賛否を考えるべきです。
仕事ももちろんですが、世の中の大きな動きにも目を向ける必要がありますね。

2010年3月1日月曜日

値引き合戦

3代目です。

引越しを考えているため、大手2社の引越し業者に見積りをお願いしました。
一つ目の業者は、「通常7万円くらいかかりますけど、4万円までさせてもらいます」といわれ、一度帰られました。
その後再度連絡があり、「今すぐ決めてもらったら3万円でいいです」といわれました。
正直3万円で引越しできるならば、いいかなと思いましたが、一応もう1社にも見積りをしていただきました。

すると、「他社が3万円ならうちは2万5千円でやりますから、すぐに決めて欲しい」といわれました。
結局この会社に決めました。

この会話、皆さんはどうお感じになりますでしょうか?
僕は「通常価格ってなんなのかなあ?」「値引き以外に営業の方法ってないのかなあ?」と思ってしまいます。
値引きを売りに営業するというのは、営業している本人も面白くないし、会社にとっても良くないと思います。価格競争も大切だと思いますが、われわれのような小さな会社は、値引き競争に巻き込まれない強みをつくらないといけないと、心から思う出来事でした。