2011年4月12日火曜日

ウールの織りカーペットは復元する



3代目です。

先日お邪魔してきた京都の住宅。
約20年使用したカーペットだそうですが、状態は大変きれいで敷きかえるのがもったいないほどのカーペットだったので、こちらでお引取りして復元することにしました。

糸量も相当使っているカーペットなので、ぜんぜん使用には問題ないのですが、家具のあとが目立っていたので、それを復元しました。
特に特殊なことをしたわけではなく、ただスチームをへこんだところにあてただけです。
それだけでほとんどわからない状態になるんですよ!

これはウールの織物カーペットならではの特性です。
タフトカーペットだと、貼り合わさっている樹脂が破壊されてしまうので、ここまで復元しませんし、合成繊維はまったくといっていいほど復元しません。

20年使うことができるカーペットは、やっぱりウールの織りカーペットです。

写真ではなかなか表現できませんが、スチームすることによって、ウールのしなやかさやしっとりした質感まで戻ります。ひからびたスポンジに水を含ませたようです。

このカーペットを来週またおさめに行きます。
楽しみです。

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