2011年5月10日火曜日

「意匠」ではなく「生活」に予算配分を

3代目です。

この2枚の写真。写真の良し悪しもイメージに影響されてしまいますが、それはちょっとおいといて、どんな生活をイメージしますか?

カーペット敷きこみとフローリング。

現在の住宅の床面積のうち99%はフローリングです。
カーペットはわずかに1%。

いろいろな要因があるのだと思いますが、ひとつの大きな要因の中に誤解を恐れずいうならば「意匠にだまされている」のではないでしょうか?
多くのインテリア雑誌には、フローリングの綺麗な写真が掲載され、モデルルームにいってもフローリングの綺麗な部屋が準備されている。

それを見ると、実際の生活を思い浮かべるよりも先に、「この意匠の家が欲しい」というふうに思うのだと思います。

でも想像してみてください。

先日僕の友人の家に遊びに行くと綺麗なフローリングの部屋にコルクマットを敷き詰めようとしていました。

それはフローリングだと子供の遊び場所がないから、だそうです。

家具を購入するときに、何に予算を多く割きますか?ソファーだったりしませんか?でもそのソファーどれだけ使っていますか?実際の生活では、床に座ってソファーを背もたれにしたりしていませんか?

そうなんです。
家を買うとき、「意匠」にだまされているのです。そこには「生活」の想像ができないんです。
本当に自分がどうやって生活するのか?その生活が豊かになる予算配分が必要なのだと思います。

ぜひ床にカーペットを敷きこんでみてください。
有効に使える空間が圧倒的に広くなります。床の上に寝転んでテレビをみて、うとうとする。

カーペットで本当の豊かな生活を楽しんでいただきたいと思います。

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